浪費癖が原因でリボ払いを利用しようか悩んでいる方!
ぜひこの記事を読んで思いとどまってください。
浪費癖が原因でリボ払い地獄に落ちた私が、実際にあった恐怖の体験談とそこで得られた教訓を紹介します。
リボ払いへ変更して苦しみから逃れるのではなく、いち早く返済する努力をしましょう。
浪費癖が原因でリボ払い地獄に落ちた体験談

大学生の頃、浪費癖が原因でリボ払い地獄に落ちて最終的に債務整理をしました。
憧れのクレジットカードを作る
大学1年生の4月に私はクレジットカードを作りました。
クレジットカードを作った理由は2つです。
- かっこいいと思ったから
- ポイントが付くから
当時の私は、「カード会社が個人の信用をもとにお金を一時的に立て替えてくれる」という基本的な知識すら持たずにクレジットカードを作ったのです。
これがリボ払い地獄への始まりになるとは知らずに……
始まりは分割払い
大学でゴルフ部に所属した私は、8万円のゴルフクラブが欲しくなりました。
でも当時の私は8万円も持っていません。
アルバイトはしていたので3カ月ほど我慢すれば買えることはわかっていました。
しかし、そこでカード会社からの「今なら分割手数料が無料!」というメールを開いてしまったのです。
同じ金額で今すぐ手に入るなら間違いなくお得だと思った私は、その場で8万円のゴルフクラブを購入しました。
この辺りから金銭感覚がおかしくなってきます。
ゲーム課金でリボ払いへ
ゴルフクラブの分割払いが終わってないにも関わらず、私はゲームへの課金を繰り返すようになりました。
ゲーム課金してしまう浪費癖を治す方法に関しては下の記事をご覧ください。

この時期から、毎月の返済が苦しくなってきました。
そんな時にカード会社からまたメールが来ます。
「月々〇〇円から返済のリボ払いへ変更すると△△ポイントをプレゼント」といった内容のメールです。
「今の苦しさから解放されるなら返済が長引いたとしてもリボ払いの方が良い」と思った私は、残債をすべてリボ払いに変更しました。
今考えると、カード会社の戦略にまんまとハマってますね。
急な出費はすべてリボ払い
部活の遠征や仲間との旅行など大きなお金がかかる場合は、手持ちの現金がないので全部クレジットカードで決済。
翌月に請求が来ても、浪費癖で手持ちがないためすべてリボ払いに変更します。
そんな生活を続けるとあっという間に限度額を超えてしまい、リボ払いに変更できなくなりました。
取り立てが来て怖くなり債務整理へ
リボ払いの限度額を超えてしまったため、まとまった金額が請求されるようになります。
しかし浪費癖がひどかった私は常に手持ちの現金がなく、返済することができず現実逃避してしまいます。
しかし返済から逃げてしまうと今度は、カード会社からすべての残債の請求が来ます。
限度額を超える金額を一括で返済する力はもちろんありませんでした。
毎週のように来る請求のハガキも見ずに捨てて現実逃避しつづけた私の元に、ある日取り立ての人が訪れました。
恐怖で凍りついた私はすぐに法律事務所に電話し、費用について詳しく聞くこともなく債務整理することになったのです。
以上が学生時代に実際にあった私の体験談です。
浪費癖が原因でリボ払い地獄に落ちて得られた教訓

浪費癖が原因でリボ払い地獄に落ちた経験から以下の教訓を得ました。
- 消費や浪費のための借金は絶対にダメ
- お金に優劣をつけてはいけない
- リボ払いの金利は高すぎる
- 債務整理の費用も高すぎる
消費や浪費のための借金は絶対にダメ
借金には2種類あります。
- 投資のための借金
- 消費や浪費のための借金
投資のための借金
事業の拡大や不動産の購入のために銀行などからお金を借りることで効率を高めていきます。
返済できる見込みがあり、かつ信用がある企業や個人には銀行はお金を貸してくれます。
成功者たちが「借金は悪ではない」と言うのは、この投資のための借金を指します。
消費や浪費のための借金
私の体験談を見れば分かると思いますが、消費や浪費のための借金は絶対にしてはいけません。
人は思ってる以上に弱い生き物です。
- 欲しいものを我慢できない
- トータルでは借金が増えたとしても、今の苦しみから逃れるために返済を先延ばしにする
- 許容範囲を超えた借金があると現実逃避する
- 借金の取り立てなどが来るとパニックになる
「自分はしっかりしてるから大丈夫」と思っている方も、私と同じ状況になったらどうなるのかをぜひ想像してみてください。
お金に優劣をつけてはいけない
私がリボ払い地獄へ落ちた大きな原因は「お金に優劣をつけてしまったこと」だと考えています。
実際に私は手持ちの現金でゴルフクラブの購入やゲームへの課金をすることに抵抗がありました。
しかしクレジットカードで購入することには全く抵抗がなかったです。
分割払いやリボ払いならなおさら抵抗は少なくなります。
同じものを買うときでも、使っていいお金と使ってはいけないお金がある方は浪費癖を持っている傾向があります。
すべてのお金を平等に大切にしなければなりません。
リボ払いの金利は高すぎる
投資を始めて気がついたのですが、リボ払いの金利は非常に高いです。
ほとんどのカード会社が年利15%に設定しています。
それに対して、投資で年利15%の利益を出し続けることはかなり難しいですよね。
さらにリボ払いの残債は複利の力で増えていきます。
複利運用に関しては下の記事をご覧ください。

年利15%という数字は、実は途方もなく大きいです。
金額が少ないから金利も大したことはないという考え方は絶対にやめましょう。
債務整理の費用も高すぎる
債務整理をすることで取り立ては来なくなり、また残債に利息が付かずに分割で返済することになりました。
リボ払いで返済が困難な場合、債務整理したほうがいいです。
しかし私の場合は債務整理の費用が10万円程かかりました。
債務整理せざるを得ない状況になると、結局借りたお金以上の借金ができてしまいます。
そうなる前に家族に正直に話すなど、苦しくてもリボ払いの残債を一括でカード会社に返済する努力をした方が、結果的に返済額は安くなります。
まとめ
カード会社は人間の弱さを利用してうまくリボ払いに誘導していきます。
そこで安易にリボ払いに変更すると高すぎる金利と複利の力で残債はどんどん膨れ上がっていきます。
浪費癖がある方や、お金に優劣をつけてしまっている方はリボ払いは絶対にやめましょう。
最悪の場合、ブラックリストに載ってしまったり、高い債務整理費用を支払うことになります。
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