「投資初心者はNISAを利用すべきとよく聞くけど、NISAってなんだろう?」
おそらく、投資初心者の多くが抱いてる疑問だと思います。
NISAは投資で得た利益にかかる税金を節税できる制度です。
現役の投資家がNISAをわかりやすく解説しますのでぜひご覧ください。
NISAの魅力
NISAとは少額投資非課税制度のことをいいます。
わかりやすくするために「少額」「投資」「非課税」の3つに分けて解説しますね。
- 少額
少額とは、1年間で120万円と限度があることです。
- 投資
投資対象は国内株式や外国株式、投資信託です。
- 非課税
非課税とは、投資して5年以内に得た利益は課税されないことです。
通常ならば、投資で得た利益のうち20%が課税されます。例えばある年に100万円分買った株式が値上がりし、5年以内に売却したとします。売却益と配当金を合計して30万円の利益が出たとすると、6万円が課税されますね。
しかしNISAを使うと6万円の税金を支払う必要はなくなります。
本来なら20%課税されるところを免除されるのがNISAの魅力です。
NISAの注意点
利益が出ること前提
NISAのメリットは投資で得た利益が課税されないことです。利益が出なければ非課税の恩恵は受けれません。
余った枠は繰り越せない
1年間で50万円分投資すれば、70万円分のNISA枠が残ります。しかし残ったNISA枠を翌年に持ち越すことはできません。
5年以内に売却しなかったら?
- 通常の課税口座に移すことができます。例えば120万円で1000株買ったとします。株式が値下がりし50万円になったとすると、5年後に課税口座に移すときは1000株を50万円で買ったことになります。もしそこから値上がりして1000株で120万円になったとしたら70万円の利益となりますが、20%の14万円が課税されます。
- 2019年より前にNISA枠を使って投資した場合はロールオーバーできます。ロールオーバーとは当時投資した金額とその利益を5年後のNISA枠に移すことです。ただしNISAの期限が2023年までなので、これから始める方はロールオーバーを利用できません。
どんな人に向いてる?
「少額から自分で考えて投資を始めてみたい」と考えてる初心者にはNISAをおすすめします。
「120万円の上限まで投資しないともったいない」
いいえ、初心者の方は少額から投資すべきです。無理して上限まで投資する必要はありません。
少額から始めることでリスクを減らすことができますし、経験も積むことができます。またNISAなら確定申告の手間も省けますので初心者にはおすすめです。
まとめ
- NISAの魅力は、条件を満たすことで通常なら利益にかかる20%の税金が免除される
- 自分で勉強し投資を始めたい方におすすめ
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